さよならkeiichikun記念   けいいちくえすと


一行は次なる町に向かって歩いていた。途中お腹がすいたので近くの団子屋で一服していた。すると別の旅人から、近くの町で近々武道大会を開くとの事を聞いたので、けいいちは郵政三事業といえども不良債権と抱えた銀行への税金投入はやめるべきだ、でなくては民営化した意味がなく郵便局が不利になると思ったのでジレットMP3パワーで顔ぞりしてすっきりした後、その町へみんなで向かう事を提案した。たまーいは石けんを泡立てているが、おーえんとがりべんはシェービングクリームは必需品である事を議論したためその提案をより具体化したものとなり、さらに団子の食べた個数が増えた。団子はみたらしがみんな好きで一致していたため、今後のためを思い余分に買っていった。岩屋は金がなかったため、万引きしようとしたが見つかったため逃走を図りそのまま川へ転落した。
町へ着くとその武道大会の賑わいがあってのためか非常に活気に満ちあふれていた。けいいちたちは町の人に武道大会の会場を聞き、とりあえずそこに向かう事にした。武道大会の会場に着くとさっそくエントリーをし、そのご説明を聞いた。この大会は公平を喫するため町の道具屋に行き登録してあるひげそり以外の使用は認められていないとの事だった。そして、組み合わせは明日決められる事。がりべんは団子の持ち込みはいいのか、おーえんは休憩中にご飯は食べてもいいのか、たまーいは朝食をとってくるべきなのか、けいいちはトイレの場所はどこかを聞いていた。するとみんな認められているとの事だった。みんなは登録をすませるとジュースを買って談笑をはじめた。
けいいち「ジュースはうまいぜ。なんとか登録間に合ったね。」
がりべん「よかったよ。とりあえず昼ご飯どうする?」
おーえん「焼き肉がいいな。明日どんなやつが出てくるんだろうね。」
たまーい「俺は麺類もいいな。パラサイトとかいうやつもいたね。」
全員「あーっはっはっはっはっはっはっは!!」
みんなはとりあえず焼き肉を食べる事にした。がりべんはうどんや焼き魚定食もいいんではないかと発言があったが、やはり焼き肉におさまった。その頃、
かるぱっちょ「明日のお昼の弁当は支給されるんですか?」
大柄な男がエントリー会場で騒いでいた。お昼は各自持参といわれるとならマクドナルドでご飯を買ってくると言ってその場を立ち去った。
昼飯後、道具屋でひげそりを買ったけいいち達は宿舎にむかい大事を取って明日に向かえる事にした。みんなで頑張ろうと励まし合い、アウェーの洗礼は十分覚悟が必要と語っていた。
 翌日、四人は起きるとみんなで洗顔をしてきちんとひげそりを行った。みんなシェービングをしていたため、つるつるにひげを剃る事ができた。朝食を取り武道大会の会場に向かった一行だったが、その前におやつと昼食の弁当をかってからいったため、少し遅れた。その後、抽選会では参加人数が128人と意外に多かったため16ブロックに別れ、トーナメントで優勝者を本選出場させるということだった。否が応でも期待が高まったため、けいいちは絶対に優勝する事を心に誓った。ここで、主な選手の状況を報告しておく。
けいいち1ブロック1番、たまーい7ブロック3番、がりべん10ブロック3番、おーえん5ブラック9番である。みんな、うまいことちりちりに分かれた。
たまーい「やった。みんなで絶対本戦に行こうぜ。」
がりべん「けいいち、俺たちは仲間だが、本戦では絶対に負けないぜ。」
しかし、けいいちはただならぬ気配を感じていた。9ブロック10番かるぱっちょ、なかなかの野郎であるとともに、ご飯に対する執着心のすごさを感じていた。他にも素晴らしい選手がいることにけいいちは気を引き締めずにはいられなかった。
けいいちの一回戦が始まった。相手はちゃぱ王だった。ちゃぱ王は前回本戦出場選手の一人でなかなか手強い相手だった。
ちゃぱ王「悪いが今回は優勝を狙っているんだ。すぐ消えてもらおうか。」
けいいち「いや、そんな事はたぶんそんな事はねえと思うぜ。」
がりべん達三人もこの試合を見に来ていた。それほどこの試合は注目が集まっていた。
試合が始まった。ちゃぱ王は得意の八手拳でけいいちに襲いかかった。八手拳とは素早く手を動かし八本の腕が見える事からこの名前が来ている。しかし、けいいちはみごとに素早い身のこなしで交わしていく。ちゃぱ王は悔しさのあまりスピードを上げてさらに技を繰り出したが、けいいちは何事もなかったのように交わしていく。
がりべん「やるな、けいいち。」
おーえん「ああ、さすがだぜ。けいいちの動きをちゃぱ王は気づいていないな。完全にスピードを制されてる事にね。」
たまーい「けいいちの野郎。また腕を上げやがった。」
観客はちゃぱ王がスピードを上げたと気づいているが、それはただ八手拳の残像が見えているだけでスピードを上げているのはけいいちの方だった。ちゃぱ王ははじめから全力でかかっていたのだった。けいいちはちゃぱ王の腕をつかみ背負い投げで勝ちをつかんだ。
けいいちは上場のスタートを切った。
ちゃぱ王「やられた・・・。お前のようなやつがいるとはな。さすがだな。」
けいいち「そんな事はない。この差は力量のものではなくお昼ご飯、すなわち昼食に対する執念の差だ。昼食に関して俺の方が上だったとの事だ。」
ちゃぱ王「なるほど。俺がかてねえわけだ。」
ちゃぱ王はきちんとお昼ご飯をとることを心に誓うのだった。他のブロックでもがりべん達は順調に勝ち上がっていった。おーえんはスピードを生かした攻撃で本選出場一番乗りを決めた。がりべんは圧倒的な力を見せつけ本戦出場、たまーいは危なげなくキレのあるパンチで本戦出場、けいいちに至っては右サイドを重点的にせめて本戦出場を決めた。そして、注目の9ブロックかるぱっちょは相手を全く寄せ付けない強さで本戦出場を決めていた。それを間近で見ていたけいいち達は
おえーん「あいつ、強いもんてもんじゃない。かなりの野郎だな。」
がりべん「スピードもある。本戦では危険な野郎だな。」
たまーい「見ろよ、二回戦は相手は棄権だ。気を引き締めないと」
けいいち「何言ってる、本戦で戦うのは楽しみじゃないか。」
幾多の思いと戦いを終え、本戦出場の選手が決まった。皆、強い奴らと戦うのを楽しみにしていた奴らがごろごろいるだけにけいいちは興奮が押さえきれずぶっきーと叫んだ。
こうして、物語は本戦へともちこまれた。史上最大のバトルが始まろうとしている!
けいいち「どっからでもかかってきやがれ。」
がりべん「けいいち、めし粒飛んでくるから口結んで食えよ。」
おーえん、たまーい「ないすふぁいと。」


続く


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